自分に合った枕を選ぶポイント
枕が合わないことで「首や肩が痛い」「睡眠の質が浅い」「よく眠れない」などのお悩みをよくお聞きします。
店頭やネットで販売されている枕を見ては何個も枕を買い替え、気づけば家に枕が何個もある・・・
友人や家族にこの枕がいいよと言われて買ってみたものの、結局合わなかった
枕があると落ち着かなくて寝れない
などなど、そんなお悩みを日々お伺いいたします。
枕選びは『どんな枕を選ぶか』ではなく、『自分に合った枕』を選ぶことが重要です。
そこで今回は、自分にぴったりの枕を選ぶポイントをお伝えしていきます。
目次
- 1. 自分に適した枕を使わないと起こる症状とチェックポイント
- 2. 枕を選ぶ時の大切な3つのポイント
- 2-1.枕の適切な高さ
- 2-2. 枕の適切なサイズ
- 2-3. 枕のおすすめの硬さ
- 3. 枕は何年使えるの?
- まとめ
1. 自分に適した枕を使わないと起こる症状とチェックポイント
人の頭の重さは、全体重の約8%
(ボウリングの球と同じくらいの重さ※11ポンド〜13ポンド程度で成人男性が選ぶボール程度)です。
枕はその重さを毎晩のように支えていますが、『頭』だけでなく『首』も支える事がとても大切です。
もし、自分に適した枕を使わなかったり、枕の当て方を間違うと、
・寝返りが打ちづらくなる。逆に、必要以上に寝返りを打ち過ぎてしまい眠りの質が浅くなる
・寝つきが悪くなり、ストレスがかかる。
・快適な呼吸がしにくく、いびきの原因になる。
・肩や首を痛める原因になる。
・寝ても疲れが取れない。
などが起こりやすくなります。
特に以下の事が当てはまる方は、枕の高さが合っていない可能性があります。
⬜︎朝起きた時、手や腕がしびれている。
⬜︎朝起きた時、首や肩に違和感がある。
⬜︎目が覚めた時、枕が頭にない。
⬜︎枕や頭の下に手を入れて寝ている。
⬜︎夜中によく目がさめる。
⬜︎寝返りした時、顔や頭が枕からはみ出している。
いかがですか❓
当てはまる事はありましたか❓
2. 枕を選ぶ時の大切な3つのポイント
では、そうならない為にはどんな枕が良いのか。
枕を選ぶ時の大切な3つのポイントをご紹介します。
その3つポイントは『高さ』『サイズ』『硬さ』です
2-1. まくらの適切な『高さ』とは?
「自分にとって高さが高すぎる」場合
あごが引きすぎた状態になります。この姿勢は肩や肩甲骨の筋肉に負担がかかります。また気道が狭くなり、いびきの原因になる事も。首にシワがいきやすく、美容の観点からもおすすめできません。
『 枕を使用しない』または『自分にとって枕が低すぎる』場合
首がそりやすく、あごが前に突き出るような形になります。首や頭への圧迫が大きくなり痛みがでる事も。また、口が開きやすく、口呼吸が増える事でいびきをかきやすくもなります。横寝向き時は肩が圧迫されるので、体への負担も増えてしまいます。
仰寝向き、横寝向きのどちらの時も自分に高さが合っている枕を使う事が、体を楽に休ませる事に繋がります。
2-2. 枕の適切な『サイズ』とは?
就寝中、血流を滞らせないように、私たちは一晩で20回程度の寝返りを打ちます。
それをスムーズにするには枕の大きさも大切です。
自然な寝返りをしても枕があたるよう、肩幅+10cm以上ある枕がおすすめです。
左右どちらを向いても頭が落ちないためには、最低60㎝以上を目安に選んでいただくといいでしょう。
ゆったり寝返りするには70㎝以上がベストサイズです。
そして、奥行きは首のくびれ〜頭までをしっかり支えるため、40㎝以上ある事も大切です。
2-3. まくらの『硬さ』のおすすめとは?
硬いか柔らかいかの感覚は個人によって違います。
高さやサイズが合っているのであれば、『硬さ』はお好みのもの
つまり、自分がリラックスできるものを選ぶことをお勧めします。
ですが高さが合っていないと気持ちがいいと思えないのも確かです。
切り離して考えるのが難しければある程度高さとサイズが合ったものの中で
お好みのものを選んでみるといいでしょう
今まで使用された中で、お気に入りのかたさに近いものだと違和感なくご使用頂けます。
新調される際には、色々なかたさの種類を試される事をおすすめします。
意外なお気に入りが見つかるかもしれません。
3. 枕は何年使えるの?
お好みの枕が見つかったからと言ってずっと使えるわけではありません。
今、お使いの枕は何年使っておられますか❓
もちろん枕にも寿命があります。
中に入ってる素材によりますが、
「綿素材2~3年」
「フェザー2~3年」
「ウレタンフォーム2~3年」
「パイプ素材3~5年」
「そば殻1~2年」です。
「長く枕を使用すると何が悪いの?」と思われるかもしれませんが
理由は、『ヘタリ』と『衛生面』です。
枕は消耗品のため必ずへたります。
最初はよくても長年使っている枕はほぼ100%高さが合っていません。
また毎日汗や皮脂を吸ってくれた枕なので、
衛生的な面でも良いとは言えませんし、こまめに洗っていれば素材が劣化しています。
耐久年数を把握し、快適なねむりに良い枕を使いましょう
「自分に合う枕が見つからない」という方は
ご自分に合わせたオーダー枕もお勧めです
定期的に調整もできるため常に良い状態で眠れることができます。
3. まとめ
・枕は首・肩の痛みや、朝起きた時の疲労感の原因かも
・枕選びで重要なポイントは「高さ」「サイズ」「硬さ」
・5年以上の枕は要注意!枕の適正寿命を知って快適にねむりましょう
人生の3分の1〜4分の1を幸せにできる睡眠時間。それを可能にするアイテムの1つが『自分に合っている状態をキープできる枕』です。
ワタセでは、今お使いの枕がご自身に合っておられるかの無料診断もしております。(当店で購入ではないものでもお気軽にご持参下さい。)
『枕迷子さん』『ちょっと気になって最後まで読んで下さったあなた』。
ワタセで、幸せアイテムの1つを
手に入れに来ませんか。
自己紹介
ねむねむブログは『ねむねむはうす』のスリープマスターがお届けする快眠ブログです。
『ねむねむはうす』は滋賀県近江八幡市にある自社工場もある創業明治4年の老舗ふとんメーカーであり、nishikawaの専門チェーンの寝具店です。
当店にはスリープマスターが4名在籍しており、お客様の睡眠の悩みやご要望に応えるぴったりの寝具選びや快眠のアドバイスでサポートしております。
「スリープマスター」とは日本睡眠科学研究所より認定される睡眠や寝具に関する知識をおさめ、認定試験に合格した者に与えられる民間資格です。寝具の事だけではなく脳科学や繊維別の特徴などを大学や研究機関の先生より様々な観点の講義を3日間受講します。
睡眠に関するお悩みは人それぞれ異なります。
お悩み別に解決に向けたサポート・ご提案ができるのがスリープマスターです。
布団のリフォーム(布団の打ち直し・羽毛のリフォームなど)からオーダー枕、大谷選手愛用のAirなど快眠のための製品を幅広く取り扱っております。
また法人企業様向けに『健康経営 睡眠セミナー』もお受けしております。
取扱ブランド:nishikawa・パラマウントベッド・京都金桝・ワコール・ワタセ