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快眠のための寝具の選び方

肩が痛い…首のこりを感じる…

寝起きに腰が痛い…

羽毛掛けてるのに寒い…

日々の接客で、痛みや寒さを感じ、どうしたらもっと気持ち良く眠れるのか、悩んでいる方がたくさんいらっしゃいます。

睡眠の質を向上させるためには、寝床を整えることも重要です。適切な寝具を選ぶことで、快適な睡眠環境をつくりましょう。

寝具は体内時計によって体温が下がる睡眠中の体温調節を助け、快適な寝姿勢をサポートし、体圧を分散してくれます。首や肩に負担がかからない枕、適度な硬さの敷き布団、身体にフィットする掛けふとんなどを選ぶことで、良質な睡眠を促します。

今回は、快眠のための寝具の選び方をお伝えしていきます。

目次

目次

  1. 季節に合った寝具を選ぼう
  2. 自分に合った枕を選ぼう
  3. マットレスは程よい硬さと弾力性
  4. 寝やすいパジャマの選び方

① 季節に合った寝具を選ぼう

日本の気候は、季節ごとに大きく変化するため、寝具も季節に合わせて見直すことが重要です。

特に冬の寒い季節では、寝具が冷たいと、体温を維持するために筋肉が緊張し、自然な寝姿勢を保つのが難しくなるため、寝床を暖かく保ちましょう。また、夏場でも、薄手の掛けふとんやタオルケット等を用意し、温度を調節できるようにしておきましょう。

これから寒くなる冬は、まずは室温を高くしましょう。

  • 就寝前に湯たんぽや温熱敷き布団などで温めておくのも良いでしょう
  • ふわふわの暖かい素材の敷きパッドを敷くのも良い案です
  • 掛けは通気性がよく、温かい羽毛ふとんが人気です
  • 綿ふとん(コットン)は、柔らかく軽いエジプト綿をお勧めいたします

室温別に掛けるふとんも変えてみると、さらに快眠につながります。

室温別おすすめ寝具

室温5℃前後(冬)

羽毛掛けふとん+真綿(シルク)ふとん

室温10℃前後(秋、春)

羽毛掛けふとん+綿毛布やウール毛布

室温15℃前後(秋、春)

羽毛掛けふとん

①-1 快眠アイテムはお好みでプラス

旅行の移動中や慣れない場所での睡眠、夜勤明けなど、明るい時間帯に眠る必要がある時は、快眠アイテムが役立ちます。一度使ってみて、眠りが良くなると感じたら、継続して取り入れてみても良いでしょう。

アイマスク

光を遮断するためのアイテムです。就寝中に部屋の明るさや外部の光が気になる場合に最適です。

耳栓

近隣の騒音など、睡眠を妨げる音から耳を守り、静かな環境を作り出します。旅行中には特に便利です。

マスク

口が乾燥している時などに使うと、呼吸を促進し、睡眠を安定させてくれます。


② 自分に合った枕を選ぼう

適切な枕を選ばないと、気道や首に負担がかかる可能性があります。朝、目覚めた時に首や肩が凝っていたら、それは枕が合っていないからかも知れません。

枕の役割は、マットレスや敷き布団と後頭部から首にかけての隙間を埋め、立ち姿勢に近い自然な体勢を保つことにあります。この隙間は個人差が大きいので、一概にこの高さの枕が良いとは言えません。仰向け、横向きなど寝姿勢に対応した大きさ、硬さをご自分に合わせた枕を選びましょう。

枕選びのポイントは、高さ、硬さ、大きさ!

⭐︎首と後頭部の高さを調整

枕の高さは人それぞれ、体型によって違います。後頭部、肩、首が頭と敷き布団の隙間を埋めて支えてくれるのが自分に合った枕です。

横向きに寝る時は、肩幅の分、より高さが必要です。低すぎると、首に負担がかかります。仰向け寝を行う中央に比べて、横向き寝用の両サイドは、一般的に2センチ程度高くなります。

⭐︎自分の好みに合った硬さの素材を選ぶ

素材はお好みで選びましょう。1番大切なのは、自分がリラックスできるかどうかです。素材によって硬さの感じ方が異なります。人の頭は体重の8%の重さがあり、汗をかきやすいので、枕の素材は熱がこもらず、汗を吸って発散してくれるものや、洗濯できる物、へたりにくく型崩れしにくい物が適しています。

⭐︎寝返りを自由に打てる横幅が必要!

人は一晩寝ている間に、平均20〜30回ほど寝返りを打ちます。これは長時間同じ姿勢を続けると血流が悪くなり、場合によってはしびれや痛みが生じることがあるからです。

寝返りをスムーズに打てるようにすることで、質の高い睡眠をとる手助けになります。そのため、枕には寝返りを左右に自由に打てる横幅が必要です。

体をごろんと半回転させて横向きになっても頭が落ちず、肩先までカバーできるサイズは、頭が3つ入る大きさが理想的です。

⭐︎理想的なあて方

肩口まで引き寄せて、深めに頭をのせるのが理想的な当て方です。後頭部から首筋にかけて全体で頭の重さを支えることで、首や肩が疲れにくくなります。


③ マットレスは程よい硬さと弾力性

敷き布団やマットレスを敷かずに眠ろうとすると、床の硬さや冷たさが気になりますよね?

そういったものから体を守るべく、クッション性、断熱性、保温性を兼ね備え、寝るときの姿勢を守るものとして作られたのが、マットレスや敷き布団です。

まずは今お使いの敷きふとんが身体に合っているかチェックしてみましょう。

  • [ ] 使用して5年以上経っている
  • [ ] 敷き布団と身体(腰)の間に隙間ができている
  • [ ] お尻が沈んでいる
  • [ ] 寝返りを打った時に肩が圧迫されている

一つでも当てはまる場合はお買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

マットレス選びのポイント

マットレスを選ぶ際の重要なポイントは体圧分散と寝姿勢。寝ている間に体重が均等に分散され(体圧分散)、寝返りを打ちやすいのが理想的なマットレスと言えます。

高反発マットレス

寝返りを打ちやすく、背骨の自然な曲線をサポートするため、寝姿勢を維持しやすい。ただし、包み込まれるような感覚は少なめ。

低反発マットレス

身体の重みが偏らず、均等に分散、身体にフィットして包み込まれる感覚があるが、沈み込みが深すぎると寝姿勢が崩れてしまいます。

<aside> 柔らかすぎるマットレスに注意

身体の沈み込みが大きく、寝返りを打ちにくくなる可能性があります。布団と背中との間に熱がこもりやすく、特に寝汗をかきやすい人は睡眠の質が悪くなります。寝姿勢が崩れたり、背骨に負担がかかったりする恐れもあります。

</aside>

低反発と高反発のマットレスの睡眠の質の違いを実験した調査では、年齢に関係なく高反発マットレスの方がよく眠れたという結果もあります。

⭐︎布団派の方へ

ベッドではなく、布団を敷いて眠っている場合、敷き布団の寝心地は、ふとんの質や使う枚数などの要素が影響します。また、畳と床では硬さが異なるので、何の上に敷くかも重要です。布団を硬い床の上に敷いた場合、姿勢を保つには適していますが、硬すぎると、体圧が特定の部位に集中し、身体が痛くなることもあります。


④ 寝やすいパジャマの選び方

パジャマに着替えることで、良質な睡眠を確保する。

部屋着がパジャマという人もいますが、パジャマに着替えることが入眠儀式になり、眠りを誘うこともあります。

パジャマ選びのポイント

パジャマ選びで1番重要なことは、リラックス感

首元やお腹の締め付け具合、生地の伸縮性、好みの肌触りに注目して選びましょう。睡眠中は汗をかくので、吸湿、吸水性の高い素材を選ぶこともポイント!

身体は、深部体温が下がる時に眠りに入り、その後体温を下げて睡眠を維持します。

季節に合った素材を選びましょう

季節によって気温や湿度が変化するため、その時期に合わせた素材を選ぶことで、快適に眠れます。

寝返りの回数が多いタイプの人は、眠っている間にパジャマが乱れやすい傾向があります。旅行には着慣れたパジャマを持って行くと寝つきやすいかも。

まとめ

寝具は、睡眠中の身体の生理的変化にやさしく対応し、より良い眠りに導いてくれる大切な役割があります。

なかでも、体温が下がる、汗をかくなどの変化に対して、大切な温度を保つ保温性、適切な湿度を保つ吸透湿性、吸った湿気を空気中に発散させる放湿性に優れた物であることが絶対条件です。

快眠のための寝具選び3つのポイント

  • 掛け布団は軽くてあたたかい物を
  • 敷き布団は身体をしっかり受け止めてくれる物を
  • 枕は仰向け寝、横向け寝に対応できる物を

ご自分にとって寝心地のいい寝具の選び方で、気持ちよく眠りましょう。


▶︎睡眠に関するお悩みはnishikawaの『ねむりの相談所』まで:『ねむりの相談所』公式サイト

▶︎お店の詳細はこちら:ねむねむはうす公式サイト

自己紹介

ねむねむブログは『ねむねむはうす』のスリープマスターがお届けする快眠ブログです。

『ねむねむはうす』は滋賀県近江八幡市にある自社工場もある創業明治4年の老舗ふとんメーカーであり、nishikawaの専門チェーンの寝具店です。

 

当店にはスリープマスターが4名在籍しており、お客様の睡眠の悩みやご要望に応えるぴったりの寝具選びや快眠のアドバイスでサポートしております。

スリープマスターだけがいるお店だけが開設できるnishikawaが提供する睡眠解析サービス『ねむりの相談所』も開設しており、お客様一人一人に合った快適な眠りのご提案をしております。

「スリープマスター」とは日本睡眠科学研究所より認定される睡眠や寝具に関する知識をおさめ、認定試験に合格した者に与えられる民間資格です。寝具の事だけではなく脳科学や繊維別の特徴などを大学や研究機関の先生より様々な観点の講義を3日間受講します。

 

睡眠に関するお悩みは人それぞれ異なります。

お悩み別に解決に向けたサポート・ご提案ができるのがスリープマスターです。

 

当店では、布団のリフォーム(布団の打ち直し・羽毛のリフォームなど)からオーダー枕、大谷選手愛用のAirなど快眠のための製品を幅広く取り扱っております。

また法人企業様向けに『健康経営 睡眠セミナー』もお受けしております。

睡眠に困ったらひとまず『ねむねむはうす』

取扱ブランド:nishikawa・パラマウントベッド・京都金桝・ワコール・ワタセ

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