梅雨前の湿気対策で、快適な睡眠を

気がつけば、もうすぐ梅雨の季節。

雨の日が増え、なんとなく空気が重たく感じるこの時期は、実は寝室の環境も大きく変わるのです。

「最近、寝室がなんだかジメジメしてる気がする…」

「朝起きても、なんだか体がだるい…」

そんな風に感じていらっしゃる方は、もしかすると湿気が関係しているかもしれません。

湿気は目に見えにくいけれど、寝具の状態や睡眠の質、そして健康にも深く関わってきます。

だからこそ、梅雨入り前の今こそ！しっかりと対策をしておきたいですね。そして、梅雨時期でも、ぐっすり眠れる環境をつくりましょう。

今回は、寝室の湿気がもたらす影響と、すぐに始められる対策のポイントを、ご紹介します。

湿気が寝室にたまると…どんなことが起きるの？

● カビが生えやすくなる

湿度の高いお部屋では、布団や枕、マットレスなどの寝具にカビが発生しやすくなります。

見た目の問題だけでなく、カビはアレルギーや咳、くしゃみなどの不調の原因になることも。

● ダニが増えやすい

高温多湿を好むダニにとって、梅雨の寝室はとても過ごしやすい環境。

特に布団の中は、暖かくて湿気がこもりやすいため、ダニの温床になりがちです。

● 布団の劣化が進みやすい

湿気を含んだ布団は、中綿が固くなったり、ウレタン素材が柔らかくなったりしてしまいます。

せっかくの寝具の心地よさも、台無しになってしまいますね…。

湿気が身体に与える影響は？

アレルギー症状が悪化しやすくなる（カビやダニの死骸・排せつ物がアレルゲンに）
睡眠が浅くなり、途中で目が覚めてしまう
湿度が高いと汗が蒸発しにくく、寝苦しさが増す
疲れが取れにくく、免疫力も下がりやすい

つまり、湿気をそのままにしておくと、心地よい眠りが遠のいてしまう原因にもなるのです。

どうして湿気がたまりやすいのでしょう？

湿気がこもりやすい条件がいくつかあります。チェックしてみてください✓

通気が悪い（窓が小さい・風の抜け道がない）
北向きの部屋（日照が少なく、結露が起きやすい）
布団を敷きっぱなし（フローリングや畳との間に湿気がこもる）
床下の湿気（特に1階の部屋で換気が不十分な場合）
収納やクローゼットがパンパン（空気が動かず湿気がこもる）
室内干しをしている（湿度が急上昇する原因に）
家の立地による湿気（山や川の側）

こうした環境では、湿気が逃げにくく、知らず知らずのうちにお部屋全体がジメジメしてしまうのです。

梅雨入り前がチャンス！寝室の湿気対策を！

● 寝具のお手入れを習慣に

天気のいい日は、お布団や枕は天日干しに。マットレス等は窓際などに立てかけて、風通しをよくする
雨の日は、布団乾燥機を活用して、ふっくら清潔に
毎朝布団をたたむことで、敷きっぱなしによる湿気がこもるのを防ぐ
湿気取りを、敷布団の下に敷く

● 空気を上手に動かす工夫

除湿機やサーキュレーターで空気を循環させましょう
エアコンのドライモード（除湿）も、梅雨～夏の強い味方です
家具は壁から5cmほど離して配置すると、空気が通りやすくなりますよ

● クローゼットや収納にもひと工夫

週に1～2回は扉を開けて風を通す
除湿剤や、すのこを使って、空気の通り道をつくりましょう

● おしゃれに湿度ケアするアイテムも

調湿作用のある珪藻土・炭・エコカラット・漆喰などの建材は、見た目にも自然でお部屋になじみます。

● 湿度を”見える化”してみましょう

湿度計をお部屋に置いて、毎日チェックする習慣を！

快適な湿度（50～60％）をキープできるようにしてみましょう。

まとめ

湿気は目には見えにくいけれど、寝具にも、体にも、思っている以上に影響を与えています。

湿気が、睡眠の質を下げてしまっている可能性もあります。不快感を感じて、起きてしまうことや、布団の硬さも変わり、腰に負担がかかることもあります。

ですが、大がかりなリフォームをしなくても、**ちょっとした工夫や習慣の見直しで、寝室の環境はぐんと快適になります。**寝室、寝具環境をチェックして、対策し、梅雨時期も、快適な眠りで過ごしてほしいです。毎日の眠りがもっと心地よくなるように、当店で、お手伝いできれば嬉しいです。

もし寝具や湿気対策でお困りのことがあれば、どうぞお気軽にご相談くださいね。

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